久住山善立院宏善寺(こうぜんじ)

住職
ごあいさつ

宏善寺第39 代目住職 磯野 祥柔(しょうじゅう)と申します。

平成23 年より父である先代住職の志を引き継ぎ、当山の法灯を継承させて頂きました。振り返りますと、住職就任当時は25 歳という若さもあり、未経験の出来事の連続でありました。歴史ある当山の住職として理想と現実のはざまの中で戸惑い悩む日々の中、檀信徒の皆様を始め、多くの方々の支えがあって今の自分があることに気づかされた時、自然と周りに感謝の念が生まれてきました。

仏教の根本には縁起という考え方があります。普段から良く耳にする縁起が良い、縁起をかつぐといった言葉からも分かる通り、我々日本人には親しみのある言葉です。

本来の縁起の意味を簡単にご説明しますと、「今ある自分やものごとは様々な関係や出会いによって存在しており、何か一つの事柄だけで成り立っているわけではない。」ということです。当山は750 年以上の歴史がございます。その悠久の歴史で紡がれてきた多くのご縁に感謝し、次世代に繋げていくように日々努力してまいりたいと思います。

皆様のご参拝を心よりお待ちしております。

合掌